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ゆうきとものカードミラクルズ・第6集
5.0
(1件)
¥4,678(税込)
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- システム商品コード
- 000000003088
- 製造元
- ゆうきとも/nMl
この商品についてのレビュー
-
橋本英司さん
評価1評価2評価3評価4評価55
・Do As I Do エースオープナー このマジックの原案とでもいうのでしょうか、それは随分昔に知って好んでよく演じていましたが、やはり1つの不自然な点、無意味とも思える点、見られてはまずいカードの処理法などが気になり、いつしか研究することをやめてしまい、演じることも少なくなっていきました。ゆうきともさんの解説でそれらは全てクリーンになり、もう一度レパートリーに入れてみたいと思った作品です。特に、動作としては同じことをしているのに台詞を変える(正確には省略する。余計なことを言わない。)ことで劇的に効果が上がることを改めて学び、嬉しい限りです。 ・スピードジャズ ジャズエーセスは大好きでよく演じます。不思議で魔法のようなこのマジックの唯一ともいえる短所を知り、「なるほど・・・。そういえばそうだな。」と、何度も頷きました。スピード・ジャズ解説動画を見て、「とてもじゃないけれど難しくてできない。」と思いましたが、練習してみるものです、形になっていく工程が楽しくて、嬉しくて感動しました。ジャズエーセスとスピード・ジャズ、この両者は別物であり、優劣を比較するものではなく、双方を学ぶべきものだと思います。 ・インナーワールド 覚えたらすぐできる、とても易しいマジックで、それでいて効果は抜群。このDVDを観て即演じた演目です。大変気に入りました。 ・アンダーコントロール 「あら。こんなに簡単なコントロールがあったの?(こんなに楽をしていいの?)」という感覚です。カードトゥワレットも可能です。色々工夫が出来そうで、無限の可能性を秘めています。 ・トリプルスリー ライブ映像を何度見てもトリックが全くわかりませんでした。 最初から、『即興で可能。デックの枚数が足りなくても構わない。』という情報を知ったうえで観ましたので、『ギャフカードの類なし、デュプリケイトも使わず、レギュラーデック使用で、サクラもなし、いかなギミックも使わない。例えば場所による環境的な道具(カードフェイスが窓ガラスに写る等)に頼れないトリックである。』と頭に入れてあらゆる可能性を考えながら観たわけで、最終的な現象も「これから演者は3名のカードを当てようとしている。」と私は知っていますから、かなり有利な条件で推理できたはずです。何をしようとしているかを知らないで観て推理するときついですから。 それでも全く手も足も出ませんでした。 不思議で不思議で。 「あれ?なんでだろ?」「本当にこれが即席で出来るの?」でした。 ギブアップして、ワクワクしながら解説動画を再生。 表現としてはややもすれば大変失礼な言葉になりますが、「目新しい原理もないし、高難度の新技法もない。連続した手順のひとつひとつは、たいしたことをしていないなあ。」というのが第一印象でした。 しかしここがとても大切なことで、そのたいしたことをしていない手品を、私はタネを追えず、不思議で不思議でしょうがなかったわけです。 ということは、トリプルスリーはとても実用的、実践的、即戦力となる手品だということになります。動作、技術として出来ない箇所は一つもないわけですから。むずかしくないうえに、新しく覚える技法もなく、それでいて不思議さは天下一品。 勿論、ひとつひとつはむずかしくなくても、それらを最適なタイミングで正確によどみなく行うむずかしさは存在します。間の取り方や順序、心理的ミスディレクション、目線の位置、雑に見えて計算されつくした動作のさりげなさなども同様です。ゆうきともさんの巧さを改めて感じます。 合計3枚のカードを当てますが、当てる原理はそれぞれ単独で演じたことがあるものでした。しかしそれらを連続して最適なタイミングで、となると全く追えなくなります。組み合わせの妙と言いますか、しっかりした手順をここまできっちり演じられてしまうと手品は魔法に変わります。カードの覚えさせ方が3名全て同じであるということもナチュラルで突っ込まれにくく、魅力的な点です。本当に即興で可能ですので、いつでもどこでもできるよう、身につけておくべき素晴らしい作品だと思います。改めてゆうきともワールドに脱帽。 星5つでは足りないぐらい魅力あるDVDです。 レギュラーデック使用で魔法使いに近づきたいなら、カードミラクルズ。2016/02/03 06:07
実践的なカードマジックのレパートリーをお探しの方へ
カードマジックからメンタルマジックまで、傑作が目白押し!
<実演映像>
早速、全7種の収録作品を個別に見ながら、ご紹介していきましょう。
■Do As I Do エースオープナー
デックを演者と観客で半分ずつ裏向きに持ち、それぞれが1枚ずつ順に、2枚のカードを選び出します。
それらの数字がことごとく一致し、フォーオブアカインド(フォアエースなど)が勢ぞろいします。
いわゆる「ドゥ・アズ・アイ・ドゥ」の手順ですが、とても流れがスムーズです。
通常ですと「選んで、その2枚が一致」の流れを「もう一度やってみよう」と繰り返すケースが多いですが…
今回の手順では、最初に全てのカードを選んでから、2つの「一致」を続けて示す構成。
もちろん「ペア」を2つ出すこともできますが、「フォーオブアカインド」の出現にも最適です。
ですから、オープナーとして使えるのです。
ゆうきとも氏の特徴の1つに、複数のマジックを巧みに続けて、1つのショーとして見せる点がありますが、
今回も最初の4手順は、フォアエースを軸とした「一連のルーティーン」として構成しています。
(もちろん、それぞれ単独で演じたい方、他の手順と組み合わせたい方は、それも可能です。)
いずれもクラシックトリックを独自にアレンジしバージョンアップした作品であり、トータルとして
「テクニカル・クロースアップ」の粋とも言うべき手順となっていますが、その先鋒を務めるのが本作。
観客を巻き込み、つかみとして一気に演者のペースに引き込む、スピーディーなオープニングアクトです。
ワンアクションで全てを一挙に解決する頭の良い手法・構造にも注目してください。
■スピード・ジャズ
テンポアップさせたジャズ・エーセス。
ばらばらに置いた4枚のエースが、1箇所に集まります。
通常だと「3段構成」で、3枚を1枚ずつリーダーカードの元に集めていきますが…
今回は、まず1枚が移動し、残りの2枚が一気に移動する、という「2段構成」に集約。
「繰り返しの妙」というよりは、よりダイナミックでドラマティックな展開に。
通常のジャズ・エーセスとは雰囲気がだいぶ違います。
よりスピーディでスマートに昇華させた、新時代のエースアセンブリーです。
■ツアー・コンダクター
いわゆる「インビジブルパーム・エーセス」ないし「オープン・トラベラーズ」のテーマ。
クラシックですが、ゆうき氏は実践派の目から、細心に考え抜き、時に大胆にアレンジを加えます。
この作品でも、最初の1段を巧みな戦術でカットアウトして、本当に「おいしいところだけ」を残す…
という見事な戦略が取られています。
これにより、手順がスピード化されたのみならず、演出に説得力を持たせているため、
観客に理解しやすく、伝わりやすいエフェクトを作り出しています。
また、先の「ジャズ・エーセス」との連携により、より楽に演じられるクライマックスを構成。
この手の作品にやりづらさを感じて、いまいち逡巡していた方は、
ぜひ、ゆうき氏の「ツアーガイド」に倣って挑戦してみていただければと思います。
■フリー・ホフジンザー
観客に1枚のカードを選んでもらい、デックに戻します。
4枚のエースを使ってそのカードを当てる、と言って、エースに手をかざすと、
なんと1枚のエースがビジュアルに裏返ってしまいます!
最終的に、裏向きになったエースが、観客のカードそのものに変化してしまいます!
いわゆる「ホフジンザー・エースプロブレム」なのですが、類作に比べて、驚くべき特徴が。
まず、カードはフォースでなくフリーチョイスですが、なんと、そのカードのマークが何であるか、
マジシャンは知る必要がないのです。
通常はハナからフォースするか、何らかのピーク・グリンプスでこっそり情報を得るのですが、
その手続きが不要。
ある程度ご存知の方は、「え、なんで知らなくて出来るの?」と思われるかもしれませんが、
かなり大胆な考え方で解決しています。
省力化が図れて、余計なストレスもなく、また余分な動作がない分、見た目にもスッキリとして、
より不思議さが際立ちます。
心理的な策略や、デメリットをメリットに転化させる発想などにも着目してください。
ビジュアルなリバース現象の方法論など、手法的な面白さにも感心させられます。
「フォアエース」を使った「長編手順」のクライマックスとなる演技です。
■インナーワールド
これは、手法的には「ダック&ディール」というマジックをベースとした発展形ですが、
現象的には10枚のカードのみで行う「アウト・オブ・ディス・ワールド」のようなトリックです。
5枚の赤いカードと、5枚の黒いカードを抜き出します…ほかには何も使いません。
10枚を裏向きのまま混ぜ合わせてから、2人の観客の意思に従って分別していきますが…
見ると、1人は全て赤のカード、もう1人は全て黒のカードを選んでしまっています。
レギュラーデックから10枚のカードをその場で抜き出して、即興で演じられます。
余分なカードも使わず、本当に10枚だけで、観客に調べてもらっても大丈夫です。
比較的易しく、手順も演じやすい作品です。
■トリプルスリー
インポシブル・ロケーション系のマルチプル・ディビネーション。
3枚のカードを、不可能設定の中で次々と当てていきます。
結構なマジシャンの方が見ても、追えない(タネが分からない)と思います。
それぞれのカードは、完全に混ぜられてしまい、何の手がかりもないように感じます。
ゆうきとも氏は、これまでにも、このテーマにはいろいろと挑戦してこられたそうですが、
今回の手順を構築するにあたっては、次のような「条件」を設定されたそうです。
それは、デックの枚数が52枚でなくてもよい、ということ。
目指すは完全即興。
何の準備(セット)もないレギュラーデックですぐに行えることはもちろんですが、
その場にたまたまあるデックや、借りたデックなどでも演じられるようにしてあるのです。
他人のデックですと、どんな状態にあるか分かりません。
ジョーカーの有無はもとより、全部揃っていなくて何枚か欠けているケースもありうるわけです。
この手のロケーショントリックでは、全体の枚数が分かっていることが1つの手がかりになる場合も
結構あるのですが、今回の手順では、その条件を使わない、ということ。
借りたデックでもできて、枚数を数えて確認する必要もありません。
また、観客が3人いれば、クロースアップトリックとして至近距離で演じることも可能ですが、
逆にステージなど、かなり大人数の前で演じることも想定して手順を組んでいます。
結構な規模の会場で、いきなり「なにかやって!」と言われても対応できるカードマジック。
これは覚えておくと、貴重なレパートリーになるはずです。
★ フェザータッチMAGIC一押しの手順がこれです。DVDではゆうきともさんがスマートに演じていますが、ルーク・ジャーメイ、ダレン・ブラウン風に、マインドリーディングとして演じてみたらと思います。とにかく不思議です。優れたアイディアです。超お勧め。
■アンダーコントロール
2人の観客が選んだカードと、マジシャンのカード…合計3枚を使います。
マジシャンのカードは胸ポケットに、そして観客の2枚はデックに混ぜてしまいます。
1人目の観客のカードが、演者のズボンのポケットに飛行して現れます。
2人目のカードもデックから完全に消えてしまいます。
そして、こちらもポケットから現れるかと思いきや、予想外の展開となります。
これは、1つの新しいシステムを解説したもので、以上の「カード・トゥ・ポケット」の演技以外にも
さまざまに応用が可能です。
フォースとバニッシュやコントロールが、比較的簡単に、しかも1つの動作で一挙に完了できる
合理的な手法です。
解説でも、「カード・アンダー・ザ・ボックス」の演出も紹介しています。
それぞれの手順に応じた細部のサトルティや演出も含めてきちんと紹介しており、
それぞれに「完成形」のしっかりとした手順・方法を解説しております。
全ての手順で、トリックカードなどは一切使用しません。
1作品のみ、少し「余分な物」を使用しますが、それ以外は、全く一組のレギュラーデックのみで行えて、
かつ、面倒な準備も必要なく、即興的に演じられます。
未発表の新作オンリー。
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また、「ゆうきとも」×「mML」の、詳しく分かりやすい解説。
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