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    セーフティ・ボックス(500円にボルト貫通)のレビュー一覧

    セーフティ・ボックス(500円にボルト貫通)

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    セーフティ・ボックス(500円にボルト貫通)

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    • 橋本英司さん

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      5

      2020/10/08 23:36

      カードマジックではない奇術を探して「これだ!」という感じでみつけた、超一流のミステリー現象です。もはや不可能物体の域ですので『MAGICは嫌いでもパズル好きな観客』に披露すると喜ばれます。クライス社ならではのギミックの完成度は当然素晴らしいのですが、現象を更に完璧なものにするためのサトルティ、ちょっとした工夫の数々が、この60~90秒ほどの短い演技時間に散りばめられていて、見事です。 ・容器の蓋がネジ式で、回さないと内部が見えない。 厳重なボックス状態から考えて、ボルトを抜いた後から五百円玉を入れたのではないという証明になり、観客が蓋を開けることで容器の改めが完了、+ 演者が欲しい時間を稼げます。 ・五百円玉に黒いシール これがあることで「蓋を開けたら硬貨がある」というあり得なさだけで終わらせず、五百円玉の改めを兼ねて、やはりここでも時間を稼げるようになっています。観客の視線も関心も容器と硬貨に向かっています。見事なミスディレクション。勿論『空の容器だったはずが、急に現れた五百円玉』のような効果も黒シールによって成し得ています。 ・どう考えても貫通しているボルト ナットを外す前に、容器に間違いなくボルトが通っていることを上下に動かして見せています。この動作があるのと無いのとでは説得力が違います。細かいことの積み重ねで完全犯罪が成立。 ・シンプル、ナチュラルな手順 演技の最初から最後まで、演者の動作に怪しさが微塵もありません。技法らしい技法もそれほど無く、練習は必要ですが比較的簡単に奇跡を起こせます。用具が小さいため、それに慣れるまではもたつくかも知れません。 現象が起きたとき、容器、硬貨、シール、ボルト、ナット。全ての用具を渡せます。「完全犯罪って、こういうことだろうな」です。冒頭に「厳重なセキュリティがなされた、コインケースです」などと、硬貨が入っていることを故意に言わないで進行する過程も見事です。本物の五百円玉を確認して観客がびっくりしたときには、既に証拠の欠片もありません。誰が見ても不可能と理解できる神秘性。単純明快でしつこさがなく、演技時間も短い奇術です。台詞も『今見たそのままを淡々と言う』だけ。「金属製の容器があります。ボルトが通っています。ナットを外します。ボルトを抜きます。容器を開けてください」のように。全く余計なことを言わない。これを演られると誰でも頭を抱えますね。 短所が見当たらない、驚異的で知的な作品です。これぞクライスという完璧さ。 強いて言うなら、「見事で不思議なんだけど、徐々にその不思議さが巨大化してくる」という不気味さ、じわじわくる謎が″味″ですので、深く考えない人には「ボトルシップみたいなもの・・・?」で終わってしまうかも知れない点、これが挙げられます。「傑作だから絶対にウケるぞ!」と態度に出さないほうが良いのかも。淡々と。 演技終了後に、「あれ?待って。さっきのってすごくない?」と言い出す人を待つ楽しみがあります。考えれば考えるほど「これは不可能物体ってことでいいの?」です。 変化や念動、瞬間移動、消失、浮遊というような華はありません。純粋に「あり得なさを追求したらこうなった」感覚です。 また、もうひとつ。「用具が小さいので転がりやすく、失くしたらおしまい。」この点ぐらいです。既に製造中止になっていますので、本当にナットひとつでも失くせません。ちょっとハンドリングを変えて易しく演じていますが、原案を知らない人が観ますので易しい方法なのか難しいのか、誰も気づきませんから「これで充分不思議」と満足しています。五百円玉1枚ではなく、10円玉を2枚入れるとボルトが通りそうな気がするので是非試してみてください。 以前からご商品の存在は存じていましたが、心の底から購入して良かったと思える奇術です。星5つです。
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