5番目のカード(カードも順番も予知:日本語版)のレビュー一覧
全4件中4件表示
-
Nickyさん
評価1評価2評価3評価4評価54
2022/02/12 08:38
デックケースを見た瞬間に「そういうことか・・・(やや落胆)」というのが第一印象でしたが、演出が上手いので、そのギミックに思いが至りませんでした。同類のギミックデックでもっと分かりやすい鮮やかな手順の物もありますが、こちらはメンタルマジック風の演出で、別の良さがあります。 -
seijiさん
評価1評価2評価3評価4評価55
2022/01/10 21:48
現象がやや特殊なので、導入や演出に気を遣う必要はありますが、ノーテクニック、フリーチョイス(厳密には違うのですが観客からはそう見えます)でかなりフェアに見えますし、よいトリックだと思います。値段も高くなく、凝ったストーリーやスピリチュアルな演出が好きな方にはオススメです。 -
ドクターホープさん
評価1評価2評価3評価4評価55
2021/01/13 19:27
着眼点が素晴らしく、優れた作品だと思います。 タネ自体は決して目新しいものではありませんが、実用的であり、技術的な難しさもほとんどないです。ストーリーを自分なりに考えてみたいものです。斬新なトリックデックやギャフカードを期待する方には期待外れかもしれませんが、実践派で良さの分かる方にお勧めしたいです。 -
橋本英司さん
評価1評価2評価3評価4評価55
2019/06/22 20:26
久々に感動しました。 特製デックを使用しますので観客に手渡しは出来ませんが(演者による通常の検めは可能です)、仮に手渡しをしたとしても「トリックデックであることは見たらわかる。それは確かにそうだが、どうしてこれで5枚めに呼ばれる1枚が予知できたのだろう?こんな仕組みでは不確実だろう?」と疑問が残ってしまうような巧妙さがあり、見事と言う他ありません。このアイデアのこういった使用方法は、原理こそ知っていても思いつきませんでした。(喩えるならリフルフォースのストップを心の中で行うような・・・ものですかね??) 観客がイメージしたカード数枚の名称は、間違いなく自由に決めて言ってもらいます。そうであれば「この現象からトリックを推察・考察するにあたり、Proteaベースの特製デックを使う以上、構成はこうなっているに違いない」という私の予想は、良い意味で裏切られました。台詞のみで行う “知らぬ間に、自然に制限を設けてしまうサトルティ” には脱帽です。驚きました。フォースやエキボックとは意味合いが異なる “目に見えない、気づかぬ制限” をメンタルマジック特有の狡猾とも言える巧さによって成立させています。脱帽です。 地味な現象ですが『凄みのあるメンタリズム』です。その凄みは観客には伝わりきれないこともあるかもしれません。それでもこのアイデアは実践で使用すればメンタリスト冥利に尽きるものであり、他のメンタリズムに充分に応用が効く幅広い財産です。6年ほど前から気になっていた作品ですが、6年の間にトリックの推測ができてしまい、購入が先送りになっていました。その勝手な推測は、恥ずかしい話ですが【5番目のカード解説書】によって6割以上崩壊し、天狗の鼻をへし折られました。素晴らしいレベルの良き作品を知ることができ、幸せに思います。 類似のカード予言「あなたが心に思ったカードを予言していました。」ではなく、「あなたが5枚めにおっしゃるカード、わかっていましたよ。」という、地味で、細かい所に味わいがある、言葉で表現しにくい深みの奇術ですが、間違いなく不可能設定の高い【5番目のカード】を是非、お楽しみください。一見、たいしたことのないようなもの、当たり前のようなものに、真理がいつも隠されているものです。星5つです。
- 1