ギャンブラーズ・シャイナーのレビュー一覧
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橋本英司さん
評価1評価2評価3評価4評価55
2016/09/28 05:50
ギャンブラーズシャイナーは大好きです。 借りたデックによるカード当てやスケッチブックに絵を描いてもらって当てたり(絵の場合は概ね形と色程度、カードの場合はそのものズバリ)、「何かやって」とリクエストされた場合に重宝している秘密兵器です。日常において、私のポケットの中には常にシャイナーがあります。 シャイナーの取り出し方ですが、簡単なのは当然、演技前からパームして登場することです。 私がよくやっている方法は、別の奇術終了後、ずり落ちた両足の靴下を両手で引き上げる動作の中でパーム。シャイナーは事前に靴下の中に入れておいて。 シャイナーの片付け方は下記。 例:カード当て 左手薬指第二関節と第三関節の間にシャイナーをパーム。 借りたデックを観客にシャッフルさせ、右手で受け取りますが、慣れると左手で受け取れます。そのほうが両手がカラに感じてクリーンです。 デックの持ち方はハイグリップ。シャイナーは演者の顔を写す角度であれば最適です。 右手で1枚ずつトップから取っていってテーブルに配り捨て、ストップを掛けさせます。 ストップされたときに右手に持っているカード、テーブル上のトップカード、これから配る予定だった左手デックのトップカードの三択から好きな1枚を選ばせ、右手に持って観客に向け、覚えさせます。演者は顔を背けて。 「覚えましたよ」と言われたら顔を自分の左手に向けます。視線の先には右手のカードが映し出されたシャイナーがあります。 右手のカードをテーブルに配り捨て、左手デックを右手に移し、ポンとテーブルに置きます。 「麻雀パイのように混ぜてください」とテーブルを指差します。 あとはポケットから筆記用具とメモ帳を取り出す所作の中で、シャイナーをポケットの中に置いてきます。カードの名称を書いて終了です。 ギャンブラーズシャイナーは、ありがたいことに、パームが多少甘くても指と指の隙間から見えにくくなっている仕様にできています。パームすることに神経を集中しすぎてぎこちない動きになるより、リラックスして演じたほうがスマートです。まずバレませんので安心して演じてください。カルタであろうと花札であろうとテレホンカードであろうと(最近見ないですが)当てられます。解説書に書いてあるセリフは少々乱暴で演じたことはありません。内容は素晴らしいと思っています。 シャイナーを持っていない頃は、百均やホームセンターで売っている、オートバイ等の補助ミニミラー、これを破壊して使おうとしました。小さな鏡であれば何でもシャイナー代用になるわけではないとお教えを頂いていましたので、最適な大きさ、最適な形状を探しました。それでもギャンブラーズシャイナーが最も扱いやすいことは言うまでもありません。 単なるカード当てに使っても、あまりにもフェアすぎて超能力者扱いされるものです。 【ESPテスト・デック】DVDにも使用法が解説されています。上記のような直接的ではない間接的な方法です。御参考まで。
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